任天堂Wiiを生んだ冒険の旅。「コンセプトのつくりかた」から滲み出る、著者の人柄。

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コンセプトのつくりかた
「冒険の旅」を楽しみましょう。
まるではじまりの町にいるかのような、大いなる期待とちょっとした不安が入り交じる感情で、読み進めた。
本書は著者自身が実際に生み出した「Wii」を題材に、コンセプトワークのノウハウを、時に桃太郎を事例に出しながら紐解いていく。
僕は、文章から滲み出る著者の人柄にどんどん引かれているのを感じた。それは、男心を擽りワクワクとした高揚感を感じさせる「冒険・アイテム・敵」といったドラクエ的な語りだけが理由なのではない。
そのことが、あとがきを読んではっきりとした。
それは本書が、変えたい過去と必死に戦った、著者自身の物語であることにも気づいたからだ。
Wiiリリースの後に訪れた、「植物や花の美しさが、心に染みて感じられるようになった」という心の変化。Wiiを「ゲームキューブ2」にしようと考えた弱気さ。
そんな人間らしい著者自身の変わる過程が、まるで冒険をするかのような構成・文章と相まって、コンセプトワークへの理解を進めた。そして理解だけではなく、自らも変わることが出来るのではないか、そんな可能性を感じた。
コンセプトは新規事業、新商品企画だけで求められるものではない。自分の進路を決める際にも、指針となるもの。
本書は特に、新しく事業を立ち上げようとしている人、これからの進路に悩む大学・高校生。そんな人にも、手にとってほしい。
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