「NPOで働く」が当り前のキャリア選択に。NPOの求人情報サイトまとめ

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NPOで働く

これまで「定年後の社会貢献」「本業の傍らで行う慈善活動」と捉えられてきた「NPOで働く」ということ。杞憂な存在として語られてきたNPOというキャリアが、「普通の選択」として確立されつつある。まだまだ数は少ないけど、NPOや社団法人、ソーシャルベンチャーの求人を掲載している媒体・サービスを紹介します。

 

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DRIVE

Drive

(URL:http://www.etic.or.jp/drive/

NPOの求人情報といえば、社会起業家を多数輩出するETIC.が運営するDRIVEをはじめに紹介したい。ソーシャル、NPO、ベンチャーの求人件数は247件。

ETIC.は実践型インターンシップや社会起業塾を通じて、たくさんの起業家を輩出しているNPO。フローレンスの駒崎さん、カタリバの今村さん、かものはしプロジェクトの村田さん、NEWVERYの山本さんが代表的な出身者たち。

DRIVEは、NPOで働くや起業家的な働き方に関心がある人が集まる。掲載にはNPO割引もあるため、予算の限られる団体でも掲載しやすい。

 

日本仕事百貨

日本仕事百貨

(URL:http://shigoto100.com/

“生きるように働く人の仕事探し”、日本仕事百貨。

会社や仕事のいいところだけでなく、大変なところや良くないところ、葛藤も。1社1社への取材を通じて、仕事の「あるがまま」を紹介する求人サイト。

働く人の思いや団体の目指す社会、ビジョンに重きをおく。何よりビジョンへの共感を大切にするNPOにとって、非常に親和性が高い媒体。サイト閲覧者も給与、福利厚生、企業規模などの条件で就職・転職先を選ぶのではなく、やりがいや仲間を重視するため、お互いのマッチング率も高そうだ。

リクナビNEXT

リクナビNEXT

(URL:http://btos-project.com/

日本における採用・就職をつくってきたといっても過言ではない、リクルート。求人数で日本一はマイナビに譲ったものの、転職決定数No1。まず就職するといえば「リクナビ」に、転職するなら「リクナビNEXT」に登録するという人は多いだろうし、実際にぼくも両方のサービスを利用してきた。

そんなリクルートが、日本の就職活動をつくってきたリクルートが、NPO特集をスタート。その名も、BUSINESS to SOCIAL project。

病児保育のフローレンスをはじめ、ETIC.、クロスフィールズ、RCF復興支援など、日本を代表するNPOが掲載されている。プロジェクト名からも、ビジネスセクターで経験を積んだビジネスパーソン向けのようで、大手企業からNPOへ転職した人のインタビューやNPOで働くことに関する誤解を解く記事は読み応えがある。

業界最大手だけに、今後どのような展開がなされるのか?動向には注目したい。

 

DODA

DODA

(URL:http://doda.jp/kyujin/socialbusiness/

インテリジェンスが運営する転職情報サイト、DODA。リクルートよりも早い時期に、「社会課題解決を仕事にする」求人特集をスタートさせた。

関連するイベントとして今年の8月には、イノベーション研究の第一人者である一橋大学の米倉教授をモデレーターにフローレンス駒崎さん、Teach For Japan松田さん、クロスフィールズ小沼さん、ヒューマン・ライツ・ウォッチ趙さんが登壇するソーシャル・イノベーションフォーラムを開催。かなり力を入れていることがうかがえる。

執筆(2015年10月12日)時点では、特集ページの求人情報はほとんどが掲載を終了しており、インタビュー記事のみが閲覧できる。今後の求人掲載は、企業のCSRとして無料掲載か、ビジネスとして掲載料金を設けるか、人材業界大手がNPOという業界をどのように捉えているのか、今後の運営が楽しみ。

 

Wantedly

Wantedly

(URL:https://www.wantedly.com/

“「はたらく」を面白く”するサービス、Wantedly。上述の大手求人サイトでは、投資する予算が多ければ多いほど、たくさんの求職者へリーチすることができる。いわば、お金持ちが得をし、少ない予算で採用活動を行う団体は(これまでは)相手にされない媒体だった。

Wantedlyは求人企業の代表や社員のプロフィールが公開されていたり、SNSと連動し、そこで働く社員と自分の共通の友達が表示されたり、「つながり」がみえやすい。思わぬ縁を発見できたりする。

「応援」ボタンがあり、応援数が多いほどトップページ上位に表示され閲覧数が伸びる仕組み。共感を生む力が強いNPOにとっては、使い方次第でたくさんの求職者へリーチさせることができる。

なにをやっているか、なぜやるのか、どうやってやっているのか、の3つで構成される求人ページも、理念やビジョンを大切にするNPOにとって、魅力を発信しやすい構成。

 

ハローライフ

ハローライフ

(URL:http://hellolife.jp/

“あたなたの人生にいい予感を運ぶ、仕事ライブラリー”、ハローライフ。大阪のNPO、スマイルスタイルが運営する民間の就業就労支援施設。

民間のハローワークとして、求人紹介だけでなく、施設を持ち就労サポートや各種イベントを行っているのが他の媒体・サービスと異なる。

求人サイトはインタビュー記事で構成されていて、日本仕事百貨と同じく会社や仕事のいいところも悪いところも、ありのままを紹介することを大切にしているよう。関西のNPOは多数掲載されている。

デザインに力を入れているのか、構成や掲載写真には目を奪われるものがある。スマホに最適化されていないのでちょっと読みづらいのが難点。

 

大手人材会社も参入しはじめてきた「NPOで働く」ということ。これまでは強烈な原体験や強い思いがある人だけが進むことができた茨の道だったが、ある意味、普通の人がキャリアの一つの選択肢としてNPOで働くことを選べる時代が来ているように感じる。

これまで「それってボランティア?」「で、本業は?」とみなされてきたキャリアが、一つの選択肢として、優秀なビジネスパーソンから魅力的なものと捉えられつつある事実。特に震災以降、大きな価値観の変化がおこったからだとおもう。

同時に、日本でも、助成金や受託事業に頼らずに自主事業で収益をあげながら継続的に運営
できる事業型NPOも増えてきた。自分たちで事業をまわして収益をあげることができるNPOが増えてきたけど、この変化のスピードに法制度が追いついておらず、NPOの事業成長においてファイナンス(資金の集め方)がネックになっている。が、そこは「社会を変える」NPO起業家たち、いままさに、出資型NPO(ソーシャルビジネス法人(仮))を創設する議論がおこなわれている。実現すれば、企業とNPOが連携したジョイントベンチャーや上場などが可能となり、より柔軟に、大規模な社会事業を展開することができる、かもしれない。

そんな未来がそう遠くない将来くると、ますます「NPO」と「企業」の境目も曖昧になっていく。キャリアの一つとして「NPOで働く」が普通になりつつあるいま、組織として「どんな社会を目指すのか」、それを実現するための「あり方」が今まで以上に問われる時代になっていくと思う。

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